俺はなんばんぼし

釣具屋と不動産屋の

第Σπ回「2021年3月23日 ほーらのブライト/平凡の花」

♪うみはあおくねむり だいちにいのちめばえ そしてそらが そしてそらが あしたをゆめみて ほら うまれかわったちきゅうが めざめのあさを むかえる

というのは未来少年コナンのオープニングのソングだが、3日前からこのソングが脳みそのどこかしらでリフレインしている。このソングのツボちゅうか実にいいなあ、と思うのは「そしてそらがあしたをゆめみて」に続く「ほーら」のかけ声であるのよね、個人的には私的には。「ほーら」と言われてみると、確かに地球に繰り返し訪れる日の出の良さちゅうか、一日のはじまりってなんだかいいものなのかもしれないナア、と思ってしまう。そういう魔力が「ほーら」にはある。じっさいは腐った毎日であるけれども。
ぶっちゃけ私個人としましては、このアニメは全国の小学校で必修科目にした方がいいとまじめに思う。英語の授業などやってもやらなくても変わらないので、「環境」という名の科目を作った方がいいのではないか。現代は英語に触れる機会がたんまりとあるので、興味のあるやつは勝手に見知って覚える。英語を将来つかう人間は限られる、っていうか、みながみな英語を使わなければならなくなったら、それこそ勝手に覚えるだろうから、やはり必修とは言えない。それに対して、環境は人類必須の科目である。このアニメには、自然と一部の人間の関係についての示唆がある。そういうことである。
以上、東京都在住29歳の不動産屋さんの意見でした。

敬具

 

P.S.
未来少年コナン宮崎駿の作品らしいが、いわゆるジブリ映画の中で個人的に一番好きなのは「風立ちぬ」なのね。食堂で昼食を取った後にコーヒーハウスに寄ってコーヒーを飲むシーンがあるが、このシーンが印象的なのね。「コーヒーをやる」ことがモダンなこと洗練されたこととされていたのだろう、となんとなく思わしめる雰囲気と憧憬にもっていくしなやかな強さがある。なんちて。
これにあやかって、自分もたまに昼食後「コーヒーをやり」に行く。が、モダンな雰囲気や洗練された感じはなく、どちらかというと仕事をサボタージュしている感じが強く出てしまうのはどういうわけだろうか。そんなことでいいのだろうか。などと思いつつも、今日もまたコーヒーをやってしまった。サボタージュの感は変わらずに潜んでいた。コーヒーに入れるミルクのカップに、ふたに花の写真と花言葉が添えられているのに気がついた。見ると、「ボケ 花言葉:平凡」と書いてある。ぼけの花の花言葉は「平凡」だそうだ。ぼけの花に親近感を覚えたね、私は。スジャータ