ふとしたことがトリガーとなり、或るミュージックが脳内で再生し続ける現象におちいることがありますな。今現在、その現象におちいっております。助けてください。と、私はだれに助けを乞うているのだろうか。
昨夜アイチューンズ🄬に入っている楽音を聞いていたら、スピッツの「夕焼けのような人」が流れてきて、爾来、私はその流れのただなかにおります。誰か、これの歌詞を存じている者はいないのだろうか。マサムネ以外に。歌詞を知る確実な方法としては、歌詞を教えてくんロ、と一言書いてマサムネにファン・レターを出すことのように思えるが、①マサムネ自身が覚えていない可能性がある、②返事を呉れない可能性がある、ことも考えねばならないため、あまり現実的ではない。②については、知り合いのバンドマンが「インディーズの曲はその人にとって世に出すべき作品ではなかったのだから、他人はむやみに聞こうとすべきではない」ということを言っていて、その言葉が気がかりなのもある。マサムネの機嫌を損ねたくはない。
となると、歌詞を知る手段が今はもう思いつかないね。ホント。
歌詞が分かればこの曲の流れから解放される気がするのだが。
この曲には死にもの狂いのカゲロウを見ていた、死神の岬へ、などと近しい希死念慮というか破滅衝動、タナトス的なものを感じる。朝日は一日の始まりであり、再生や誕生の比喩だとすれば、その対となる夕日・夕焼けは終わりを意味して、つまりは死ですね、それをほうふつとさせます。
実にこころひかれる、よい一曲だと思います。
いつかマサムネがこの世を去ってしまう前に、もう一度歌ってほしい。
文責:不動産屋