俺はなんばんぼし

釣具屋と不動産屋の

無職になって思う事

アーカイブを見て、東京の不動産屋がこのブログを更新してくれていたことを知り、感無量。謝意を表したい。

 

現代日本人の同世代に向けてエールとなるような事を書きたいな、と思って、新卒で入った会社を辞めて、現在無職になって半年がたち、その中で思ったことをつらつらと。

頑張れー、頑張れー、とバンカラに応援するわけではない。まあ、こういう事を思っているやつもいるんだ、と思っていただけたら幸いである。

 

 

今年の1月に会社を退職し、現在無職。日々を食べ、寝て、肩が凝り、を繰り返している。

断りがあるが、無職というとちょっと語弊がある。

大学時代の旧友と出版物を作って出版社に売っており、完全なる無職ではない。日々にその売るものを作ってはいる。しかしその収入というのは微々たるもので、時給にするとほぼゼロみたいなもん。

 なので、安定収入があるわけではないので、まあ現状は無職みたいなもん。

有職に備えた活動はしている、有職予備軍、みたいなもん。そんな感じです。

 

んでもって、無職になろうが、会社員で仕事を続けていようが、単調さに変わりなし。違う種類のストレスが発生するのみ。

 

毎日出勤して、仕事がある、という状態は素晴らしいことだと思った。仕事を作る事はとても難しい。金になる仕事、という事だ。家事やらなんやら生活の質や対人関係を向上させるような仕事は創意工夫でいろいろ作れる。勝手にやればよい。ただ、金になる、という観点でいうと、途端に迷子になってしまう。大海に投げ出されたかのよう。

 

会社員の素晴らしさ、は一定のリズムを刻めることだ。決まった時間に起きて、決まった時間に寝る。出勤という軽運動があるのもよい。

 

というのも、ここ最近無職による自堕落な生活を送っているため、自意識、みたいなのが非常に重要になってきており、自分がそうしたいから、そうする、的な、自分の意思がとてつもなく大事になる。そして、これは非常にエネルギがいるらしい。なんたって眠かったら寝ていていいし、さぼろうと思えば無限にさぼれる。何もしなくていい魅力、何もしたくないという思いの強さたるや。たまんないね。NEETの素質は十分だ。

 

また、一定のリズムを刻めていないからか、体調が非常に悪い。首肩が痛く、常に眠い。なんだか頭がぼやけている。会社員時代は、眠くても起きなければいけなかった。そして太陽を浴びて、出勤という軽運動を行い、会社に着くころには目が覚めている。しゃっきり。寝不足の時は、途中で眠くなるけど、やっぱり今よりしゃっきりしていた。業務に対する会話があり、説明とか、トラブルとかで目が覚めてたのかも。

 

youtuberの人たちが、毎日投稿が大事!って言ってるのは、集客性はもちろん、こういった自堕落に陥らないルールを作っていることが大きい気がします。すごい事ですよ、マジで。お昼に目が覚めたら、一日が本当にあっという間なんだから。

 

 

とにかく今は、会社員時代に比べてメリハリがないのだ。会社員の時は、仕事の時間が終わったら、仕事の事は考えなかった。今は、一日中ダラッとあれこれ考えたり、考えなかったり。とにかくメリハリ。人に基本的に会わないし、また、土地という位置座標を変化させることもメチャメチャ大事な気がする。ジョギングでも始めようかしらん。

 

 

とはいえ、会社をやめてよかったか、という質問をされると、よくわからないですね。一長一短。ただ、やめないとこの感想は得られなかったわけで、どう感じるか知りたかったので、そういう点では辞めてよかったかな、という割合の方が大きいかな。あとは10年後の私がどう思うかなんでしょうね。あ、前回自分が書いた内容と矛盾してる気がする。まあいいか。ダブルスタンダードどころじゃないでしょ、政治家も。

 

結局自分の発揮できるエネルギは一定で、何にそのエネルギを分配したいかってことなんでしょう。会社員っていうのは、ストレスいっぱいですが、金を稼ぐ方法、にエネルギを割かなくていいので、そういった意味では非常にストレスフリーですね。安定ってそういう意味なのかも。被雇用者って言葉が一番合うのか。んで、結婚してDNAを後世に残したり、趣味に没頭したり、介護したり、っていろんな状況によってエネルギをうまい事分配していく。

私は今、私のことにほぼ100%エネルギを割ける。会社員時代に最も憧れていたが、いざなると、なかなかうまく出来ないもどかしさがある。日々これ成長を望むべし。

 

 

なんかただの愚痴みたいになったが、30歳無職独身はいま、こんな事を思っています。

 

 

PS.女性と話す機会がなさ過ぎて、ひさびさに異性の元会社の同期に会った時、5m離れてもその同期の匂いを鮮明に感じ取れました。そして来る興奮。ゴルフ場っていうオープンフィールドでだぜ。情けないよ自分が。

 

文責:おがさわら(大阪、30、無職)